■商品詳細■エミール・ガレは⾼級ガラス製品と陶磁器の卸売業を営む商⼈の家庭に⽣まれました。1867 年に⽗の会社である「ガレ商会」へ⼊社し、本格的にガラス⼯芸作品の制作を⾏いました。ガレ商会は、最盛期には数百名の従業員を抱えるほどの規模にまで成⻑しました。1878 年には、独⾃に開発した「⽉光⾊ガラス」をパリ万国博覧会に出品し、注⽬を浴びます。1880 年代後半に、美術の造詣が深い⾼島得三(のちの⽇本画家・⾼島北海)と出会い、ヨーロッパで流⾏していた「ジャポニズム」にふれます。⽔墨画的な「ぼかし表現」を伴う⿊褐⾊のガラス製品など、⽇本美術に影響を受けた作品を制作しました。1889 年のパリ万国博覧会でグランプリを受賞し、晩年まで精⼒的な作品づくりが続きます。さまざまな色ガラスを重ね合わせて作られたガレ後期の作品は、不透明で重厚な色調を持ち味としています。自然光の下で見ると、天然石のような暗い地味なガラスに見える場合が多いですが、それらのなかには透過光の照明をあてると、内部に隠された文様が表面に浮かび上がってきて、思いがけない表情を見せるものがあります。光と影によるドラマティックな演出を仕掛けたガレの意図に驚かされる一瞬であります。このような技法をアンテルカレールと呼びます。この作品は、「Cameo Glass Vase fisherman」と呼ばれるもので、上記のような特徴をもった興味深い作品であります。その他にも、エッチング(酸化腐食彫り)やグラヴュール(研削)など、様々な技法が随所に見られる作品でございます。■基本情報■【商品名】Cameo Glass Vase fisherman【材 質】ガラス【サイズ】高さ37.5cm 直径11.0cm■状態■目立った傷や汚れはございません。■配送や梱包に関して■お支払いから3日以内で発送致します。新品の段ボールを使用し丁寧に梱包して発送します。■お得情報■フォロー割、リピート割、おまとめ割を承りますので、詳細はプロフィールを御覧ください。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > ガラス |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |